銀の道交流会
中国路元気づくり
協議会
江の川流域連絡会
我聞塾
ニューツーリズムの推進
2004年から国土交通省や広島、島根両県の地域事務所、関係市町の担当者と連携しながら,江の川資源,銀山街道をテーマに住民参加型の資源マップづくり活動を進めてきた。そして2009年には、国土交通省中国運輸局からの委託を受け、岩見銀山を中心とした「銀の道」、江の川流域の自然・歴史・民俗などをまとめた「河の道」、中国山地で盛んに行われた”たたら製鉄”にまつわる「鉄の道」を総合的にまとめた『銀河鉄・道の旅』をメインテーマとしたガイドブック(A3版78ページ)を作成した。さらにそれらの英語版・中国語版のガイドブックを作成した。
現在は、大手旅行企画会社を中心としてツアーが企画されることが多いが、これらのほとんどは、従来型の大型団体・一過性の旅行企画がほとんどである。しかしながら、団塊の世代の退職と相まって、今後は、中山間地域の自然・歴史・文化・民俗等を活用した知的好奇心を満足させる小規模でゆっくりとした簡易宿舎滞在型の旅のニーズは多くなると予測され、このようなこだわりプログラムの開発と、それを受け入れる地域独自の集客サービス組織が早急に必要と思われる。
従って、各地区のガイド協会、農家民宿・民泊、農家レストラン、温泉施設などを有機的に結びつけたユニ−クなツ−リズム企画や交流プランを開発し、実際にモデルツアーを実行しながら、 こうしたツア−を専門的に扱うエ−ジェントを育成する必要がある。
中山間地域における自然・歴史・文化・民俗等を複層的・多面的に織り込んだグリ−ン・ツ−リズムを多面的かつ継続的に展開する素地を整え、過疎・高齢化する集落を再生・活性化するために新たな集客サービス産業を創出しなければならない。そのためには、県や市町村の枠を超えた横断的総合窓口を創設し、都市と農山村との交流や地域産物の流通などを通じて、受入空間の整備と人材育成を図る必要がある。